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ブルガリア人の魂、信仰と文化の砦！

リラの僧院

今は半島の名前になっているバルカン、元々はトルコ語で「樹木におおわれた山」を意味するそうだ 。広々とした田園から一転、鬱蒼としたリラ山道に入ったバスは這うようなノロノロ運転にかわった （まるでカタツムリ！）　・・・こんな山奥にイヴァン・リルスキがやって来たのは１０世紀のこと 。２０代半ばの若い男が、家も財産も捨てひとり隠者の暮らしを選ぶまで、いかなる経緯があったの だろう。イヴァンが生まれ育ったのは第一次ブルガリア帝国の末期、不安定な時代であった。ビザン ツの再三の侵攻にくわえ、支配階級の搾取による労働者の貧窮、頻発する暴動、荒んだ世は悪鬼の跳 梁する地獄のように思えたのかもしれない。イヴァンは山の洞窟に住み静かな祈りの日々を過ごした 。山里の住人への伝道もかかさず、共鳴した人々の中からリラの修道士団の母胎ができていったらし い。

バスの運転席には交通安全の御札
・・・ではなく十字架と小さなイ
コン。神よ、我らを守りたまえ。

(06/01 11:23:21)

ソフィアから南下。広々とした田
園の道を走っていく。ヴィトシャ
山の頂きには雪が残っている。

(06/01 12:06:14)

あれは何だろう？サクランボだ。
美味しそうだな。

(06/01 12:50:20)

僧院への途中にあるレストランで
リラ名物、マス料理の昼食。

(06/01 14:04:45)

僧院に着いたものの、雨が勢いを
増し、中庭は池のようになってき
た！聖母教会に渡れない。

(06/01 14:59:39)

回廊に逃れる。一息ついてから見
回せば、壁・柱・天井と隙間なく
描かれた宗教画・・・

(06/01 15:05:33)

低い位置の壁画はおどろおどろし
い。悪業の報いで地獄に堕ち責め
苦をうけるの図。生前は仕立屋？

(06/01 15:11:01)

最後の審判。行いの善と悪を秤に
かけられ、行き先は天国？はたま
た地獄か・・・天国の門は狭い。

(06/01 15:11:05)

僧院内の博物館。古いイコンや修
道士が失明寸前まで彫り続けたと
いうラファエロの十字架など展示。

(06/01 15:58:53)

僧院の宿坊。かって数百人の修道
士が祈りの日々をおくった。ほぼ
自給自足の生活だったそう。

(06/01 16:01:52)

雨があがった！みるみるうちに青
空が広がる！

(06/01 16:03:06)

中庭の聖母教会、太陽の光を受け
ドームの十字架が輝いた。

(06/01 16:03:44)

外壁の画は撮影できたが、祈りの
場である教会内（イコノスタス）
や博物館は撮影禁止だった。

(06/01 16:04:41)

修道士の黒衣は飾りがない簡単な
つくり。服は、山の外気から身体
を守るだけのものなんだろう。

(06/01 16:07:09)

１３３５年に建てられたフレリョ
の塔。１９世紀の火災を免れた唯
一の建造物。

(06/01 16:08:36)

門は二つあり、こちらは駐車場側
の西門。狭くはないが、外敵をブ
ロックする頑丈な構え。

(06/01 16:14:46)

ソフィアへ戻る道でコウノトリ発
見！ズームして見ればヒナが写っ
てるではないか！

(06/01 16:58:30)

緑のトンネルのような山道を下る
と、視界がひらけた。一面に菜の
花。きれいだなぁ。

(06/01 17:03:23)